桜を見るたびに思い出します。
家族で出かけた桜トンネル。
元気に歩く父。
子供たちのはしゃぎ声。
笑顔あふれた遠い昔のあの日・・・
これは、ある時のナレーションの一部です。
ナレーションを作るには、頭をひねります。
なぜかと言うと、私は文章力がないのです。
遺族の会話をそのままナレーションに織り込む時も度々です。
ナレーションを考えることは、司会者にとって正直ストレスになることもあるのでは?と思っています。
それでも、ご遺族が望むなら、私は一生懸命考えます。
ご遺族の気持ちに寄り添い、温かく故人様をお送りしたいのです。
良い式にするためには、式場スタッフとの連携、気遣いなどが大切で、ナレーションはそのうちのひとつにすぎないと思っています。
ナレーションが不要だと、ご意見があれば、静かに故人様をお送りしています。
しかし、私はアシスタントでもあり、司会者でもあるので、ナレーションにはこだわってしまうのです。
ナレーションを生かすには読み方が大切だと思います。
伝わるようにするには、間を工夫したり、メリハリを考えます。
例えば「うららかな春」
これを「うららかな」をゆっくり読むと強調され、よく伝わります。
どこを強調すれば良いのか・・・まるで国語の授業みたいですね(笑)
私もそろそろ引退の文字が頭をよぎるようになってきました。
決してオシャレな文ではないですが、今まで作ったナレーションのノートが何冊かあります。
そこで、ナレーション集を作ってみました。
ナレーションを作る方の参考になれば幸いです。
興味のある方は、お気軽にご連絡ください。
折り返し連絡致します。
・・・と、言いながら、年老いてもずーっと現場に立っていたりしてね(笑)